RiLF : Ferris Wheel (1st album released in 2010)

2010年にインストバンドAnoiceとエレクトロニカユニットmatryoshkaのそれぞれのコンポーザー、calu, Takahiro Kido, Yuki Murata, Takahiro Matsueによって結成されたオルタナティブロックバンド「RiLF」によるファーストアルバム。透き通るような美しい歌声と、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ等のクラシカルな楽器を用いたバンドサウンドを融合させた、壮大な世界観を特徴とする。
アルバムには、ピアノを軸に弦楽器、グロッケンシュピールなど多くの楽器を使用した感動的な名曲「Pray for the Piano」や、バンドサウンドを土台にオーケストレーションアレンジを施した、壮大な世界観を持つ傑作「Mint Tea」など、一度聴いたら忘れられない美しいメロディーが散りばめられたマスターピースを数多く収録。Dakota Suite(イギリス)やsayCet(フランス)やStina(オーストラリア)を始め、様々な国のアーティストのライブツアーにも参加してきた実力を持つRiLFによって紡ぎ出される、儚い音情景に涙すること間違いなしです!
Radiohead、Sigur Rós、mogwaiなどが好きな方には、特にオススメの作品。

1. Intro   Calu : Vocal
2. Roller Coaster   Yuki Murata : Piano, Synthesizer
3. Ocean   Takahiro Kido : Guitar, Piano, Programming, Glockenspiel, Organ, Melodion
4. Pray for the Piano   Jyunko Tabira : Violin
5. interlude   Utaka Fujiwara : Viola
6. so sad   Takahiro Matsue : Bass, Guitar, Synthesizer, Programming
7. Anechoic Room   Aki : Drums
8. Mint Tea    
9. Orange Murmur    

Track.1, 2, 3, 6, 8, 9 Composed by Calu, Takahiro Kido
Track.4, 7 Composed by Calu, Takahiro Kido, Takahiro Matsue
Track.5 Composed by Takahiro Matsue

Recorded and Mixed by Takahiro Kido
Mastered by Hiromits Shoji

Photo by Takahiro Kido
Art Direction and Design by Takahiro Kido

Released by Ricco Label

 

VIDEOS

Anechoic Room   Pray for the Piano   Mint Tea   so sad

 

REVIEWS

ロックには幾多もの「レジェンド」がある。例えば、ホテルの窓からテレビを投げたり、自らのベッドインを平和の象徴として人々に公開したりと、ロックのレジェンドは往々にして誇大で、反体制的であり、人々の平穏でいたいと願う気持ちを逆撫でするものが大半だった。世界的な評価も高い、Takahiro Kido、Takahiro MatsueらAnoiceのメンバーと、matryoshkaのcaluらを中心に結成された、RiLF(リルフ)。彼らにも、ロックの「レジェンド」を感じる。では、彼らはステージ上で楽器破壊を行うのか、ギターを燃やすのか、いや、そうではない。彼らは実に洗練されたインテリジェンスを持って、いにしえのロックが持っていた香しさを現代に蘇らす。製作時に、Radioheadやoasis、さらにはThe Whoといった、英国のロック史に燦然と輝く、現代、さらには1960年代のバンドたちのことを話していたという、デビュー・アルバム『Ferris Wheel(フェリスホイール)』。その逸話から分かるように、ここには、伝統的なロックもあれば、昨今のRadiohead作品に見られるような実験性もあれば、メンバーから想像されるポスト・クラシカルな装いもある。一見、雑多な音楽的要素を束ねるのは、先に述べた、いにしえのロックが持っていた香しさ。もちろん、それに対して、caluのヴォーカルが多大な貢献をしているのは間違いないし、ポストロック的というには色鮮やか過ぎる展開を見せる大作"Mint Tea"を聴くに、充実した演奏家陣の確かなスキルとセンスの貢献は特筆に値する。この作品は、才能が結集したスーパーバンドによるデビュー・アルバムなのではない。ロックが失っていた香しさを、現代の若者が知性と技術と信念をもって再生させた、新たなレジェンドの始まりなのだ。

= 藤井雄悟 / happy prince/nature bliss inc.

彼らの楽曲を聴いていると、自分が好きだった90年代のアーティストが脳裏に浮かぶ。その楽曲は確かな独自性と強さを持ち合わせ、成熟しつつあるシーンに原点への回帰を促しているようだ。

= FjS / FJORDNE

坂本龍一やソニック・ユースなどから高い評価を得るインスト・バンドAnoiceと、ユニットmatryoshkaのメンバーを中心に結成されたバンド、RiLF。デビューアルバムとなる本作は、バンド・サウンドを基調としながらも弦楽器が多用され、美しい音色を奏でているのが特徴。また、時に緩いサウンドで展開される打ち込みによるトラックも、ボーカルcaluの声をより引き立てている。今後も注目したいバンドだ。

= Sound&Recording Magazine

FREE DOWNLOAD (mp3/320kbps)

so sad
http://firestorage.com/download/52b02977f5232d4fb121027fd5b7ef83790daad2

Online Store

http://www.fleursy.com/riccolabel/store.html

BandCamp

https://riccolabel.bandcamp.com/album/ferris-wheel




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